それは詩だけ

生と死は哲学者か年を取った詩人が考えればよくて若者はただ謳歌するべしと指導されるこの生と死ここに否定されたのは あ、ぽかりと浮かんだああ、ぷわりと沈んだ ただそこにあるものとしてそこにあるものをそのまま享受して得る愉悦のままに楽しいまま嬉し…

波打ち際の彼女

腹立ちまぎれに太陽に目がけて投げ入れた叫びは放物線をかいてじゅっと蒸発し陽と一緒に水平線に飲まれて消えていく 海辺の彼女は「だからいったのに」というそぶりを見せつまらないものを弄ぶように波を爪先でつついている 暮れる陽が段々と輪郭を揺らし肥…